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官僚たちの夏・第1回あらすじ

敗戦後の昭和30年(1955年)の春。
日本の道路舗装率は5%にも満たず、人々の平均年収が20万円。
輸入外国車に対抗してトヨタ社が発売した日本初の乗用車は
1台100万円と、家一軒よりも高かった。

そんな時代に、日本人にも買える国産車を作ろうといった
国産車構想という動きがあり、
通産省(通商産業省/現在の経済産業省)の
自動車課長・風越信吾(佐藤浩市)が
理想に向かって奔走していた。

そんな中、国産車構想の動きが新聞記者・西丸賢治(佐野史郎)に
すっぱ抜かれて新聞に載り、通産省には記者が殺到する。
局長の丸尾要(西村雅彦)は、
風越が勝手に記事を書かせたと誤解し、
怒りをあらわにするが、
中小企業振興課長の鮎川光太郎(高橋克実)は
「あの人はいつも10年先を見据えている」と弁護する。

そんな騒ぎをよそに、
風越は、国産車構想の実現のため、
戦闘機を作っていた中小企業のアケボノ自動車で、
安くて故障しない車を開発するように
社長・朝原太一(蟹江敬三)を説得中だった。

内容は、4人乗りで、時速100キロが出せ、
10万キロ走っても大きな修理を必要としない車を
3年以内に開発し、価格は25万円で販売する
というものだった。

若い社員日向毅(加藤虎ノ介)など、
「日本中の道路をアケボノ自動車が走る!」と乗り気の者もいるが
社長には「現実を考えてくれ」と断られてしまう。

そんな中、国産車構想の助成金も決まらない状態で、
風越が通産省に戻ると、局長の丸尾に文句を言わる。
しかし風越は、「日本の産業の発展には自動車産業の発展が不可欠です!」
と信念を曲げない。そこで中小企業振興課長の鮎川が
「自動車産業が発展すれば、下請けの何百という子会社が発展します。
 その線で中小企業支援の融資を銀行や信用金庫にもちかけます。」
と発案する。

風越は大蔵省に顔が利き、次期首相とも言われている、
通産大臣の池内信人(北大路欣也)に話にいく。
「お前は政治に向いている」などと、池内は風越を買っている
発言もするが、大蔵省へのことははっきりとしない。



ある日、アケボノ自動車の社長が日向と風越を訪ねてくる。
日本は小さい国だから、ですからそれに見合った小さい車体で、
エンジンも軽くすれば、時速100kmも可能だ、というアイディアをもって来た。

そのまま開発が進められ、初めてのテスト走行。
車体なしのエンジンと最低限の形で、
まずは、道路舗装率が低い日本の悪路で走れるかのテスト。
皆が期待する中、調子良く走っていたが、
長く走るにつれ耐久性の悪さから、制御不可能になり
事故になってドライバー日向は肋骨を折るケガを追う。

日向が社長の娘婿だったことも手伝い、
風越は社長の奥さん(市毛良枝)から
「休む暇なく働かせて、あんたのせいだ!」
と責められてしまう。

更に、国産車構想への助成金が大蔵省から断られたと聞く。


そんな折、事務次官の前園から、秘書課長の打診を受ける。
秘書課長とは、通産省一番の出世コースのひとつ。
国産車構想も途中だからと、一旦は断るが
次の自動車課長の人事も任せてくれるということから
引き受けることにする。

一方、同期の玉木(船越英一郎)はワシントンに飛ばされてしまい
ひそかに、悔しさを感じている様子。

風越は国産車構想を気にしながら、
自動車課長をはじめとする人事に集中。
3人の候補に絞り、彼らに会いに行く。

一人は、熱く仕事熱心な庭野貴久(堺雅人)。
粘り強く仕事をする風越と似ているタイプ。
「国産車構想で手伝えることがあったらいつでも言ってください」
と風越に熱い態度を見せる。

もう一人は、仕事よりライフスタイルに重点を置いている片山泰介(高橋克典)。
官僚に珍しく定時で仕事を終え、
「日本人は働きすぎです。アメリカのライフスタイルが自分には合います。」
と豪語する。

さらにもう一人は、牧順三(杉本哲太)。
東大卒の英語が堪能な高級官僚だが、体を壊し
特許庁の商標課長という暇なポストのままでいる。
「国産車構想も大事だが、その先のことも考えなくてはいけない。
 そのために私はパリ行きたい」と風越に告げるが、
あまり理解してもらえない。

そんな中、新しい人材の面接も始まる。
忙しい通産省には、女性の官僚はいないが、
優秀な人材で情熱もあることから、
風越は、女性初の官僚として山本真(吹石一恵)を採用する。

そんな山本から、同じフランス語講座に通っている官僚から
通産省の話を聞いて通産省を希望したと聞き、
フランス語講座にいってみると、牧が熱心にフランス語の勉強をしている。
この勉強のために特許庁に席を置いていたという牧の
パリ行きへの強い気持ちを風越は初めて理解する。

最終的に片山をアメリカへ飛ばし、
牧はパリ大使館付の通商担当書記官としてパリへ、
自動車課長に庭野という人事となり、
片山も同期の庭野の出世をひそかに悔しく思う様子。

風越・鮎川・庭野3人で国産車構想に力を注ぎ、
ついに、アメリカのディーラーを招いて走行テストとなる。

小さい車体の小さいエンジンでも100kmを超えて
テストの成功に風越達やアケボノ自動車は沸くが、
アメリカ人には、サムライ精神は買うが、このような小さい車では
自動車とは認められないと告げられる。

悔しさが募る中、風越は「アメリカだって1から始めたんだ!
アメリカに出来たことが日本に出来ないわけがない!!」
と悔しいながらにも強く主張する。

しかし大蔵省は、国産車構想への助成を中止。
理由の真相は、開発を進めて今アメリカが本気になってしまったら、
小さな日本はあっという間に潰されてしまうというもの。

その数日後、風越に訃報が入る。
アケボノ自動車の社長・朝原が亡くなったという。
新聞記者に責められながらも、毅然と自分の意見を述べ
朝原の通夜に向かう風越と鮎川・庭野。

通夜の席で朝原の奥さんが作業日誌を見せてくれる。
内容は、国産車の開発を依頼してからがつづってあり、
最後の方に「アメリカ人にバカにされ悔しかった。
アメリカに出来て日本に出来ないわけがない。
風越さんは夢をくれた。」とあり、
風越は号泣する。
通夜の帰りに風越・鮎川・庭野は決意を新たに誓う。




posted by ドラマラス at 15:13 | Comment(0) | 官僚たちの夏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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