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官僚たちの夏・第2回あらすじ

昭和31年秋
洗濯機に続いて冷蔵庫の値下げも実現し、
家電産業はテレビの時代へと突入していた。
やがてテレビは洗濯機・冷蔵庫と並んで「三種の神器」と呼ばれ
日本人の生活を大きく変えていくものとなる。
しかし、各社ともテレビの値下げについては苦労していた。
その上、企業乱立による競争激化により、開発費に見合う利益が出せず、
経営に苦しむ企業も続出した。

風越(佐藤浩市)は、局長の丸尾(西村雅彦)と話し合い、
テレビ産業への参入業者を制限することにする。

絞り込みの発案者である風越に責任を任され、
風越は、庭野(堺雅人)を電気通信器課長に、
鮎川(高橋克実)を電気機械課長にする。

参入企業の選考が選考作業は難航。
ついに参入企業の発表になる。

発表の場は業者社長たちが集まって大騒ぎ。
これで選考されないとテレビ業界から締め出されるから
メーカーも必至だ。

結局30社とした参入企業リストを配る。

小宮山電気社長は
「うちは生き残ったぞ。」
と大喜び。

しかし、選考に漏れた大沢無線の社長は、
「試作品も完成しているんです。
 うちは技術じゃどこにも負けないんです。」
と庭野に懇願する。

数日後、大沢無線を訪れる庭野。
社長は会社の状況の説明をし、
都銀大手の帝都銀行も融資していることを話す。

しかし、決まったことはかえられず、
庭野は、
「お宅の技術を生かした業種転換を一緒に考えさせてください。」
と頭を下げるが、
「なにが業種転換ですか。
 お宅は良いですよね。お役所はつぶれませんから。」
と怒りをあらわにする社長。


後日選考に残った30社との会議。

通産省は5万円台のテレビ開発を、
14型1本に絞れば出来るとの提案。

しかし、業者は
「開発の自由を制限する気ですか?」
「まず税金をどうにかしてください。
 30%の税金じゃやっていけない!!」
と大騒ぎ。

そこへ風越が
「日本製品を守るために輸入も禁止します。
 私はこれを契機に提携合併などの再編も
 視野にいれています。」

と話したため、会議は大騒ぎとなる。


その夜、飲みながら庭野は、
「業界再編の話をするのは勇み足です。」
と風越を責める。

「僕の親父は家具職人です
 腕は良いんですが商売がへたで
 結局大手に負けて倒産しました。
 大沢社長をみていると親父を思い出します。
 僕はそういった真摯の職人応援をしたくて入省したのに
 やっていることと言えば企業の思いを踏みにじってばかりだ。」
とつらそうな庭野。

大沢無線の業種転換がうまくいかないから苦しいとこぼす。

しかし、風越は
「上手くいかないのは、うちの行政が冷たいからなのか?
 庭野の努力が足りないからじゃないのか?」
と諭す。


庭野と鮎川は、
大蔵省とテレビ物品税引き下げの交渉をするが難航。
大蔵省には冷たくあしらわれる。

開局間もないテレビ業界にも不安が広がり、
風越のもとには、
東京テレビ・安達社長(みのさん)から
「テレビの輸入禁止を撤回してくれ。」
と直訴される。

また、風越の所に
元大蔵省の帝都銀行の山岡頭取がくる。
「帝都銀行は大沢無線に融資している。
 大沢無線の参入を認めない限り大蔵省も協力しないぞ。」
と言われてしまう。
しかし、きっぱりと断る風越。

だが新聞にも
「大蔵省が通産省のテレビ行政を批判」
と報道される。

そこへ、池内幹事長(北大路欣也)から風越は呼び出され
「風越が国産テレビにこだわる理由は?」と問われる。

風越は
「日本人の意地ですかね
 そもそも最初にテレビ実験を完成させたのは日本人です。
 それが、戦後通信兵器にかかわると研究も禁止されました。
 今日本のテレビは白黒ですが、アメリカはカラーです。
 しかし、アメリカは一社独占状態だから、いずれ供給が追いつかなくなる
 その時に、日本のテレビの大量生産が出来ていたら、
 いずれアメリカにテレビを供給できる。」
と思いと未来を語る。

その意見に同調した池内幹事長は大蔵省を何とかすると答え、
「ところで繊維問題も話したい」と切り出す。

風越は、日本の企業には保護が必要と答えるが、
池内には、無駄に敵を作るな。と切り返される。


そして、アメリカに行っていた風越のライバルで
国際派の玉木博文(船越英一郎)と
カナダに行っていた、庭野の同期で
やはり国際派の片山泰介(高橋克典)が一時帰国。

二人は池内幹事長の自宅をたずね、
三人で話すうちに意気投合し始める。


一方、風越の家には
フランスをモデルにした、産業保護法を学びに
フランスに行っていたの牧順三(杉本哲太)が来ていた。

そんな牧が、テレビにかわる産業としてコンピューターの
話をする。

風越に頼まれ、牧は庭野に電子計算機(コンピューター)の話を伝える。
それを聞いた庭野は、電子計算機担当に会いに行き、
その可能性の話を聞く。

昭和32年の元旦も、
庭野は、山本真(吹石一恵)と御影大樹(田中圭)と
電子計算機の研究と資料作りをしていた。

数日後、資料が完成し風越に見せようとすると、
丸尾と風越が話しているのが聞こえる。

「大蔵省の物品税の件はいつになったら決着するんだ!」
と責められる風越は
「その件は庭野に任せてあります。
 庭野はこれからの通産省を背負っていく人間です。
 絶対何とかします
 東京タワー完成までにテレビ普及が進まなかったら自分が責任とります。」
と答える。


そして、庭野は大沢無線に電子計算機の提案にいく。
しかし、怒って資料をばらまく社長。

庭野は資料をひろいながら、
「待ってください!
 これを作るのに、世界産業の将来について考えてきました!
 大沢無線の企業努力にこたえたかったからです。
 電算機は電話機の応用なんです。
 長年電話機を扱っていた大沢無線には下地があるんです!」
と訴える。

しかし、社長は再度書類を床に叩きつける。

再度拾って差し出しながら
「信じてください!通産省は味方なんです」
と懇願する庭野から、
ついに資料を受け取る社長。

庭野は風越に、
「計算機なんか作りたくないって言われました。
 企業に自由を奪って、
 僕たち間違っているんですかね。」
と不安をもらす。

風越は、
「そうかもしれない。
 しかし今は日本独自の経済システムが必要かもしれない。
 俺たちは勇気と決意を求められてるんじゃないかな。」
と答える。

すると、選考された企業の小宮山電気の社長がきて
反対していた合併を決めたことを告げる。
風越は
「社長のご英断は日本にとって大きな1歩です。」
と喜ぶ。


大沢無線からの回答の会議。
社長は、
「やがて来るテレビ時代にその先に、
 コンピューター時代が来ることは分かりました。
 それが、テレビ以上に魅力的な産業であることも。
 しかし、私は怖い!テレビの時代さえ始まらない今、
 コンピューターの時代がいったいいつやってくるのか
 とても想像つかない。
 社員とも帝都銀行とも話し合いました。
 答えは出ませんでした。
 だから私は、甘いことを言うようですが、
 電算機がいつか日の目を見るということの
 確信が欲しいんです」
と訴える。

それを受けて庭野は、
「業種転換を提案している以上、
 通産省も当然それを保証する必要があります。
 日本の未来にコンピューターは必要です。
 私は、日本製のコンピューターで日本製の飛行機を作り、
 高いビルを建て、アメリカに負けない豊かな国を作りたい。
 戦後の貧困からようやく復興しつつあるこの国に、
 この先に必要なのは、新しい1歩を踏み出す勇気と決意です。
 大沢無線がその先駆けとなる決断をされるなら
 我々は全力でそれを支援し、国産電算機の時代を必ず作り上げます!」
と断言する。

社長は、
「そこまでおっしゃっていただけるなら、
 何も迷いはありません。
 大沢無線はわが社の判断でやります。
 よろしくお願いいたします」
と業種転換を受けてくれた。

それを受けて、
大蔵省も物品税引き下げを約束。

風越は再度池内に呼び出される。

池内が最後まで抵抗する大蔵省を説得したことから、
借りを返してほしいといわれる。

要求は、日本の綿製品の輸出規制を
通産省から繊維業界に働き掛けて欲しいということ。

しかし、深刻な繊維不況に陥ることは明白だと断る風越。
池内も、
「やらなきゃもっと大変なことになる。
 国を守る政治家として、ここは1歩も引けないんだよ。」
と譲らない。

風越も
「私も、国家産業を守る通産官として一歩も引けません。」
と抵抗。

池内に「どうやらお前とは話が合わないようだな。」と言われる。


そして、内閣の再編に
池内が通算大臣に就任した。
アメリカ対策の人事であることは明白。

アメリカにいる
玉木と片山はそれを受けて、
「やっと僕らに風が吹いてきたみたいですよ。」
「大きな出番が来るかもしれないな。」
と期待している。


そして池内が大臣として通産省にやってきた。




posted by ドラマラス at 14:32 | Comment(0) | 官僚たちの夏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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